2012年4月15日日曜日

インカ帝国展


今日は上野科学技術館でやっているインカ帝国展を見に行ってきました。

インカ帝国とは15世紀から16世紀に南アメリカのペルー・チリで栄えたアンデス文明最後の国家。
文字はなかったけど、金の装飾、建築や織物などは優れた技術を持っていたそうです。
そして農業を営む豊かな生活で、周辺地域を吸収して国家に取り込んで大きくしてきたが、最後スペインの侵略で滅亡したのだそうです。

そんな時代の、織物や儀式の道具、そしてミイラなどの展示を見てきました。

人ごみはすごかったですが、解説のパネルが分かり易かったです。
太陽(インディ)の子と名付けられたインカの国は無数の都市国家を吸収して取り込んだこと。人から与えられたら与え返すという互恵の考えがあったこと。インカ帝国が取り込んだ国家に対してはその首長に財宝を送ることで従えさせたこと。そんな風にして取り込んだ80もの都市の集合体がインカ帝国なのだということ。農業が豊かで金銀があふれていたこと、富は公平に分けられていたこと。
最後スペインに占領されインカ帝国が滅亡した所は非常に悲しい、複雑な気持ちになりました。

そういった説明を読みながら、いくつかのことを思い出したり考えたりしました。
一つはインカの人種はヨーロッパの人種と異なり、私たち日本人と同じモンゴロイド系でルーツは一緒だということ。むかしむかし、海抜が低くて日本が大陸と地続きだったときに日本人は大陸からやってきたけど、彼らインカの人達はアラスカを通じて北アメリカを経てインカにやってきた人達。農業を主としているところもそうだし、他人との暖かいつながりを望む温厚な人種だったんだろうなぁとか思いました。

次にスペイン人。彼らはインカにやってきてインカの帝国から手厚い歓迎を受けたにも関わらず、裏切り、騙し、乗り込んだということ。金は全て奪い取って溶かしてスペインに持って行っちゃうし、インカ帝国の王を処刑までしてしまったりと、スペイン人を悪人として書いてあったわけです。そこで思い出したのが去年香港に行った時に寄った香港歴史博物館で見た日本の香港占領のことだったんです。

その時の日記です。
香港旅行4日目(11/6)香港お散歩~帰国

海外では日本も悪人として書かれてることもあるんですよね。。。


溝の口・たまプラーザお散歩

当時作られたマチュピチュについての解説もありました。そして最後の3Dシアターで見たCGのマチュピチュの3D映像は飛びだす映像もびっくりだったし、鳥や人の視点でマチュピチュを眺める映像は自分が揺れる感じがするほどに動きのある3D映像でとってもすごかったです。

天空の都市マチュピチュ、行きたいです。。。


こちらは最後写真撮影可の所で撮った写真。


上野科学技術館 - 常設展

インカ帝国展以外の所も行ってきました。


まずは地球館です。


映画ナイトミュージアムを思い出す恐竜の骨格のレプリカ。動き出しそうです。


模型や化石も沢山展示されていました。
人間の祖先の解説もあって、元々人間はアフリカにいた猿だったんだなぁとか考えながら見てました。


星の大きさやら、月から持ってきた石とか。


その後は日本館に行きました。


模型が沢山ありました。



屋久島の杉。年輪は1600年あって、縄文時代から生きていたそうです。



日本館でも化石とか沢山展示してありました。

科学技術館初めて入りましたが、常設展の方もなかなか楽しかったです。


お散歩

その後はちょっとだけお散歩してから帰りました。

○上野恩賜公園

雨も降っちゃってるしもう桜無いよなぁと思いながらダメ元で行ってみましたが。。。


残念、予想通りです。誰もいませんでした。


○アメ横

そしてアメ横に行ってケバブを食べました。


500円。おいしかったです。


とっても楽しいインカ展でした。

まるとん


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